日清食品、国際高血圧学会2022にて「完全栄養食」の研究成果について講演
2022年10月12日(水)~16日(日)に国立京都国際会館で開催された「第29回 国際高血圧学会」(ISH 2022: The 29th Scientific Meeting of the International Society of Hypertension、大会長: 伊藤 裕 慶應義塾大学医学部教授) において、日清食品株式会社の代表取締役社長である安藤 徳隆氏が、現在取り組みを進めている「完全栄養食」の研究成果について講演しました。[演題名: Research on Complete Nutrition Meal to Avoid the Metabolic Domino Effect, Realizing Mibyou Prevention (Disease-Free State)]
「国際高血圧学会」は、高血圧および関連する心血管疾患における心臓病と脳卒中の予防と管理のための科学的研究と知識の向上およびその応用を促進・奨励することを目的として1966年に設立された学会で、今回で29回目の開催となります。
日清食品株式会社は、「見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす食」をコンセプトとして、さまざまな栄養学的見地を参考に、インスタントフードなどで培った技術を応用し、独自かつ最先端のフードテクノロジーを駆使した「完全栄養食」の研究を進めています。そして、この「完全栄養食」を普及させることで、“好きなものを、好きなときに、好きなだけ楽しめる世界”の実現を目指しています。
今回の講演では、「完全栄養食」の研究に至る背景や各種臨床試験の結果、「完全栄養食」による高血圧患者や糖尿病患者のQOL (Quality of Life) 向上を目指した取り組み、フレイル予防を目指した取り組みについて紹介しました。
日清食品株式会社は、世界の未病対策を促進し、Well-beingな社会の実現に寄与すべく、これからも「完全栄養食」に関する研究を進めていきます。
講演の主旨
- 「完全栄養食」研究に取り組む背景
- 「完全栄養食」の内容
- 社員食堂における予備的な臨床試験結果
- 3種のRCT試験結果 (内臓脂肪、血圧、HbA1c)
- 慶應義塾大学医学部に開設した共同研究講座
- 高血圧患者や糖尿病患者のQOL向上を目指した取り組み
- フレイル予防を目指した取り組み